第16回青春21文字のメッセージには、全国47都道府県から4,557作品の応募をいただき、地元の有識者らによる審査で100作品が入選作品として選ばれました。 その中から最終審査員の歌人・俵万智さんが優秀賞5作品と入賞16作品を選びました。また、入賞作品の中から主催者が特別賞5作品を選定しました。
入選(11作品、あいうえお順)
無人の列車一番乗り 昔は母と今は我が子と手を繋ぎ
居積 奈伽 30歳 埼玉県
真冬の寒い始発駅のキミの手。想いの静電気。
大橋 羽奈 13歳 滋賀県
君と出会った始発駅、僕の気持ちも走り出す。
黒崎 裕英 12歳 滋賀県
今だけは隣の席になれるロングシートに感謝する
坂下 遥香 16歳 滋賀県
一番前の車両で、夢を叶えた友の背を見る。
さごじょう 39歳 愛知県
寝そうな友に肩を貸す。高さが合わず笑われる
髙橋 つむぎ 18歳 和歌山県
帰路の景色が家族より先に「おかえり」を告げる
田島 史都 26歳 広島県
始発駅は君の最寄り駅 私にとってパワースポット
田中 遙菜 15歳 滋賀県
大好きだ踏切前での告白が電車に負けた冬の朝
なずな 17歳 神奈川県
君が乗ってくるまで私の隣が空いていますように
新妻 和音 18歳 奈良県
初デート 緊張の始発駅は幸せの終着駅になった
ハナコの海 60歳 青森県