これまでの優秀作品

電車と青春21文字のメッセージ2011
~初恋・ありがとう~

《最優秀作品…石坂洋次郎青春賞》

約束の駅 電車が停まり 僕の心が走り出す

松山 宏己(50歳 滋賀県)

俵万智さんの
作品評

約束の駅についた時の高揚感が伝わってきます。停まると走り出すの対比が、とてもうまくいっていると思いました。「よし!」という心の声が聞こえてきそうです。

《優秀作品…初恋賞》

電車に乗り あなたを探す毎日が 恋の1時間目

岡本 真美(16歳 滋賀県)

《優秀作品…さわやか賞》

君が席を譲ったのは 私のおばあちゃんでした

星野 まい(30歳 神奈川県)

《優秀作品 MAKE YOUR SMILE!賞》

たった二駅、長男がお腹の弟の座席を探す

村田 武一郎(34歳 滋賀県)

俵万智さんの
作品全体評

今年も、電車を舞台にした、さまざまなドラマが寄せられました。電車や駅というのは、人と人との大きな出会いの場なのだということを、あらためて感じました。そしてそのことは、時間の制限があったり、譲り合いがあったり、運命のいたずらがあったりします。人々のそれぞれの思いや思い出をのせて、今日も電車は走り続けています。